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新校舎での初年度のキックオフとして、プロボ・ハイ校の生徒会は毎年恒例のスピリット・ボウルのテーマを『ハリー・ポッター』に設定した。

スピリット・ボウルはプロボ高校にとって重要な時間である。生徒たちは中心的なテーマのもとに集い、学校のあらゆる面を団結させるチャンスがある。プロボ高校の新校舎での1年目ということで、生徒会は特別なものにしたいと考えた。スピリットボウルには毎回テーマがあるという伝統にのっとり、今年はハリー・ポッターをテーマにすることに決めた。生徒会は、ある土曜日に12時間近くかけて、各学年を代表する飾り付けをした。上級生はスリザリン、下級生はグリフィンドール、2年生はレイブンクロー、1年生はハッフルパフがテーマだった。上級生エリアには巨大なヘビ、2年生エリアには大きな鳥の切り抜き、正面玄関を通るショッピングカート(プラットフォーム9と3/4がテーマ)などが目玉だった。 

すべてのテーマ設定に加え、スピリット・ボウル・ウィーク中、さまざまなアクティビティやイベントが行われた。このイベントを特別なものにするために、学校は一致団結し、力を合わせた。木工教室では、手作りの杖を希望者に販売した。各学年のクラスハウスを表すTシャツが作られ、生徒と教師は好きなハリー・ポッターのキャラクターに扮するよう奨励された。また、生徒会主催の缶募金活動では、94,000個近くの缶が集まり、これは学校の新記録となった。

スピリットボウル閉会集会の準備のため、前夜にクィディッチ・トーナメントが開催され、翌日の集会での最終対決に誰が残れるかが決まった。同じ夜、ハリー・ポッターの映画鑑賞会も開かれ、自家製のバタービール(同シリーズの定番ドリンク)が振る舞われた。 

精神集会そのものは、クィディッチ・トーナメント、ダンス・ページェント、そして悪役ヴォルデモートに扮した生徒会長がハリー・ポッターに扮した下級生会長と戦うという壮大なデュアルが行われた。また、卒業式やその他の生徒の表彰もあった。集会が終わると、生徒たちが飾り付けを撤去し始める中、上級生会長のノア・ダンジーはヴォルデモートの衣装の残骸を残された。 

最も注目すべき装飾のひとつは、プロボ高校3年生へのさりげない別れの言葉だろう。正面玄関近くの天井から吊り下げられていたのは、間もなく高校を卒業する生徒たちの名前を記した文字だった。このようなイベントは、生徒たちが学校を去るとき、プロボ高校での思い出となることだろう。

Shauna Sprunger
  • コミュニケーション・コーディネーター
  • ショーナ・スプランガー
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